大阪人気の太刀魚釣りがついに開幕しました。
ということで実際に「大阪・貝塚人工島」に調査に行ってきました。結果から伝えると「爆釣・太刀魚開幕!」といったところですが、時間帯によってはアタリはあるものの食いが渋い(乗らない)ことがありました。そんな中でも釣れた方法、実際に試して釣果に差が出た釣り方もご紹介するので、ぜひ最後まで御覧ください。
釣行基本情報
釣行日時:2023年9月8日(金)~9日(土) 夜10時~朝5時
場所:貝塚人工島・沖向きテトラ
釣果:太刀魚9匹(同行者に4匹あげる)
人口:混んでいる釣り場の8割くらいがうまっている(入れ替わりも激しい)
天気:曇り
潮と風:小潮3日目 北北東1.2m
水温:28.4度
釣り場に着いてから、先行者に情報を聞いてみると、夕方の日没から何を投げても釣れるという状態が一時間くらい続いたたということで、クーラーには20匹くらいの太刀魚が入っていました。その後アタリはあるものの…ということだったので、実際に色々試してみました。
釣果情報
9時40分:貝塚人工島到着。帰る人たちから情報収集。
10時:釣り開始。
今回はテンヤだけで狙う。
10時10分:さっそくアタリ。
しかし乗らない。
10時20分:太刀魚ゲット。
三回目のアタリでようやく1匹目。
10時30分:アタリはあるものの、乗らない状況が続く。
10時45分:色々パターンを変えつつ誘う。
10時50分:太刀魚ゲット。
アタリはずっと続いているものの、ようやく2匹目。
11時10分:太刀魚ゲット。
ここでようやく、本日の乗らせ方を把握した。(釣果に差が出た釣り方で詳しく解説)
近くの人は、なかなか乗らないことと誘い方によってはアタリすらない状況。
帰っていく人続出。
11時20分:ここから、アタリ3回に1回はかけることができるようになり、楽しい時間を過ごす。
3時:太刀魚9匹で満足したので、ここからはケンサキイカ狙いにチェンジ。
同行者は引き続き太刀魚狙い。
4時:ケンサキイカのアタリがないので、アコウ・ガシラ狙いにチェンジ。
4時30分:ここまで、太刀魚のアタリはコンスタントにあり、隣で同行者は楽しんでいた。
5時:太刀魚のアタリもなくなり、ケンサキイカも釣れないので終了。
太刀魚のアタリは朝まで続き、楽しい時間を過ごすことができた。ケンサキイカはというと、太刀魚が入ってきたことも影響してか、まったく釣れなかった。近くで釣れていない人や同行者と私の釣果の差について、下で詳しく解説します。同行者は楽しんでいたものの、3匹のみだった。
【重要】釣果に差が出た釣り方(狙い方)
同行者や周りと釣果に差が出たテンヤでの釣り方を詳しく解説していきます。
同行者は3匹、私は9匹、そして近くでは0匹で帰られる方もいました。
「レンジキープの超低速巻き」「食い込むまで合わせない」「アタリが減ったら、レンジ(層)を変える」この3つです。
アタリはあるものの、甘噛みで合わせると全く乗りません。そこで、しっかり見せてよく食い込ませるために、「レンジキープの超低速巻き」で太刀魚に違和感を与えないようにします。さらに、「食い込むまで合わせない」ことで、確実にフッキングさせることができます。
実際に食い込むまでというのは、モゾモゾしたアタリから2~3回目になると、「グイっと」引くようなアタリに変わります。そこで、引き合わせのようにゆっくり合わせると、しっかりフッキングします。これを見つけるまでに、今回私もだいぶ失敗したので、みなさんもじっくり待ってみてください。
そして、「アタリが減ったらレンジを変える」。時間帯によって「表層・中層・低層」とあらゆるレンジに太刀魚は移動していました。「2~3投」でアタリがなかったら、細目にレンジを変えて狙ってみましょう。この時期はどこかに太刀魚は潜んでいます。根気よく狙ってみましょう。
アドバイス
上で紹介した3つ「レンジキープの超低速巻き」「食い込むまで合わせない」「アタリが減ったら、レンジ(層)を変える」に加えて、ここでは今の時期の太刀魚釣りに役立つ情報をお届けします。
エサは多く持っていく
太刀魚が大きな群れで回遊してきた今の時期、エサの量がとても重要になります。特に今回は、食いが浅い甘噛みのような状況だったので、エサがどんどんなくなっていきました。
基本となる「きびなご」なら2パックは持っていきたいところです。途中でエサがなくなって帰られている方もいたので、ぜひ多めに用意していきましょう。
夕方・日没が一番釣れる
夕方、暗くなりだしたくらいが一番良い時間帯です。太刀魚の捕食スイッチも入って、高活性状態です。実際に先行者から聞いた情報でも、「何を投げても釣れる」といった状態だったようで、クーラーボックスには20匹くらいの太刀魚が入っていました。
この状態ならワインドかメタルジグだと、手返しよく釣れますね。
ただ、この時間帯は人が多いです。夕マズメは他の魚を狙う人にも良い時間ですので、早めの時間から場所を確保できるように時間に余裕をもって釣り場に出かけましょう。
テンヤが最強?!
今回「テンヤ・ウキ釣り・ワインド」と、色々な釣り方を試しましたが、テンヤが一番良かったです。その理由は、甘噛みで慎重になっている太刀魚にエサで違和感なく誘いをかけることができたからだと思います。
ウキだとあたった後、合わせても乗らず、長時間待ってもエサがボロボロになって返ってくるだけでした。ワインドはアタリすらなし。
テンヤで自然にアピールするのが、慎重になった太刀魚に有効でした。
まとめ
いよいよ開幕した太刀魚釣りですが、時間帯によっては、思うように釣果が伸ばせないこともあります。そこで、今回紹介した方法を参考にしていただき、楽しい太刀魚釣りにしてください。
ポイントはテンヤ釣りで、「レンジキープの超低速巻き」「食い込むまで合わせない」「アタリが減ったら、レンジ(層)を変える」の3つです。
太刀魚がたくさんいて、アタリも多いこの時期なので、エサをたくさん持っていくことも忘れないようにしてください。