【人気の根魚釣りを解説】基本の釣り方はブラクリと胴付き仕掛けでOK!習性や生態系も知ろう!

釣り情報

根魚は種類が豊富で全国各地に生息しています。
代表的な根魚はカサゴですが、他にも、メバル、オコゼ、アイナメ、アコウ(キジハタ)など、結構な種類がいます。

根魚はロックフィッシュとも言われ、その名の通り岩の隙間や石に張り付いて身を潜めています。
実際に狙うとなると、堤防や波止場の際を攻めることになります。
また、より根魚が好む場所を求めて、テトラポットの間(穴)を狙う釣り方もあります。


今回は、堤防や波止場の際を狙う「胴突き仕掛け」テトラポットの間などを狙う「穴釣り」について詳しく解説していきます。

根魚(ロックフィッシュ)の生態を知ろう

まずは、根魚の生態系を知ることが大切です。

全国各地の沿岸部に多く生息している根魚が、好む場所や捕食するエサを知りましょう。

身を隠せる場所

「岩の隙間、水中の障害物、護岸際、堤防のつなぎ目、テトラポットの奥深く」など、身を潜められるような場所や地形が変化しているところを好みます。
また、生まれ育った場所に居つく習性があるので、大きな移動はしません。
敵となる生物に居場所が見つかったり、地形が変化して住みにくくなったりした時に移動することはありますが、基本的にはずっと同じ場所に居ついています。

具体的な隠れ家は?!

テトラポットの間や、堤防のつなぎ目や際はよく知られるところですが、海底に岩や護岸ブロックが沈められている場所にも多く生息しています。

また、磯場付近の海草や藻場があるところにも身を潜めています。

根魚は何を食べているの?

根魚の食事は、主にエビやカニなどの甲殻類です。
少し大きくなってくると、小魚を捕食します。

30cm近くの大型になってくると、より多くのエサを求めて居ついている場所を旅立ち、沖の方へと行きます。

船で釣れる大きなサイズの根魚はこの類のものになります。

胴突(付き)仕掛けと釣り方

根魚釣りの定番の仕掛けとなるのが、胴突仕掛けです。

胴突(付き)仕掛けの特徴

仕掛けの一番先にナス型のおもりがついていて、その上に2~3本の針がついています。
この仕掛けの特徴は、一番下におもりがあるので、おもりが着底した後にエサがゆらゆらと落ちていき魚を誘うところです。
落ちてくるエサを見ている根魚たちは、チャンスをうかがって食いついてきます。

胴突(付き)仕掛けの釣り方

胴突仕掛けの特徴でもある、おもり着底後のゆらゆらとエサが落ちて魚を誘う動きを活かします。

着底してから1秒後くらいにアタリが出るので、わかりやすくあたりを逃すことも少ないです。

釣り方はとても簡単です。

釣り方3ステップ

1.底まで仕掛けを落とす

2.着底したら、素早く糸を張ってアタリを待つ

3.アタリが無ければ3mくらい巻いて、底まで落とす

※数回してアタリが無ければ場所を移動する

この繰り返しで魚をキャッチすることができます。

また、足元付近に仕掛けを投入して置き竿にしておくことで、回遊してきたカワハギやベラなども釣りあげることができます。
銅付き仕掛けは、根魚だけでなく色々な魚が狙えることで人気の釣り方になっています。

ブラクリ仕掛けと穴釣りの方法

出典:楽天市場

ブラクリを使用した釣り方は、テトラポットの隙間を狙って、穴の奥へ奥へと仕掛けを落として魚がいるところを探っていく方法です。

穴釣りの方法3ステップ

1.仕掛けを穴に投入する

2.出る糸が止まったら糸を張りアタリを待つ

3.竿を動かし、まだ奥へ行けそうなら糸を出す

※この繰り返しでアタリを待ちましょう。何度か行ってアタリがない時は、別の穴へ移動しましょう。

堤防の隙間や、見えている底を狙う場合は、着底後に少し動かして誘ってみましょう。

テトラポットや護岸ブロックが入り組んでいる場所を狙う時は、奥へ奥へと仕掛けを投入できるように、竿を振って仕掛けを落としていきましょう。

アタリがあった時に、どのタイミングで合わせるかによっても、フッキング率が変わってくるので、色々試してみるのも楽しみの一つになってきますね。

ロッド(竿)とリールは?!

胴付き仕掛けもブラクリも、堤防の際やテトラポットの穴を狙う釣りになります。

専用ロッドを購入するのが一番ですが、短めの竿なら何でも代用できます。

ちなみに私は、バスロッドと鱒レンジャーを使用しています。

リールは、ナイロンを巻いた1000~2000番台の物なら大丈夫です。

ラインは必ずナイロンを使用しましょう。

PEラインだと、擦れに弱いので堤防の際やテトラポットを狙う釣りには不向きです。

楽しみ方と注意点

楽しみ方は人それぞれあるかと思いますが、ぜひともしてほしい楽しみ方をお伝えいたします。

根魚狙いの楽しみ方はこれだ!

根魚を狙って色々な場所を探っていると、ガシラマンション(ガシラが多く住み着いている場所)を見つけることがあります。
見つけたら、最高の瞬間です。同じ穴に仕掛けを投入し、大量の釣果を得ることができます。

また、浅い穴や深い穴があるので、仕掛けを投入してみないとわからないところも楽しみの一つになっていますね。

一度釣れた場所は覚えておきましょう。

釣れた場所は、魚にとって住みやすいところなので、何日か経てば別の魚が住み着いていることがあります。

釣果アップにつながるので、一度釣れた場所は覚えておくと良いですね。

注意事項

穴釣りの基本はテトラポットや磯場付近を歩いて魚がいる穴(テトラの隙間)を探す場合が多いので、滑らないシューズを履くこと、ライフジャケットを着用することは忘れず必ず行ってください。

万が一に備えて最小限の事故やケガに抑えられるように準備しておきましょう。

根魚用のエサ

根魚用のエサは、「虫エサ、アミエビ、シラサエビ」を使うのが基本です。

虫エサでは、青イソメ、ゴカイ、マムシなどの種類がありますが、「その場・その時」の状況に合わせることで釣果をアップすることができます。

根魚メインで釣りをする場合は、最低2種類は持って行くと安心して釣りを楽しめます。

実は…エサは何でもいける?!

基本となるのは、虫エサ、アミエビ、シラサエビなどですが、普段捕食しているのは、エビやカニなどの甲殻類と小魚です。

結構な雑食なので、色々なエサを持って行くと意外と釣れるので、試してみてください。

スーパーで安売りしている魚を冷凍したり、イカの塩辛のような珍味であったり、思いの他釣れるので、ダメでも仕方ないくらいの感覚で持っていってみてください。

人気の秘訣は、年中楽しめる釣りであること!

根魚狙いの釣りでは、魚種にこだわらなければ年中狙うことができます。

冬場は活性が下がり、岸に回遊してくる魚も減ってしまいますが、根魚は違います。

根魚は基本的に居ついているので、ピンポイントで根魚の住処に仕掛けを投入すれば、食いついてきます。

根魚も活性が低くなりますが、目の前にエサを落とせば食いついてくるので、根魚の住処を見つけてみてください。

まとめ

根魚は、日本全国どこの沿岸部でも生息している魚です。

その生態系を知ることで、楽しみながら釣ることができます。

初心者でも根魚の住処を探しながら釣るのは楽しいですよ。

冬でも楽しめて、釣果が期待できる釣りは根魚狙いで決まりです。

ぜひ、胴付き仕掛けとブラクリで根魚をゲットしてみてください。

個人的に好きなブラクリ4号

胴付き仕掛けはこれが好きです。ちょい投げもできるので。

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