今年の大阪湾は、アタリ年と言われるくらい青物の回遊が多く、釣り人を楽しませてくれました。
秋のハイシーズンが終わり、釣り場から人が減ってきましたが、実は12月でもまだ青物は釣れるんです。
私もなんとか年内に念願のブリをゲットしたので、皆さんにも情報を提供いたします。参考にしてみてください。
12月、超人気スポット「貝塚人工島」での青物釣果と狙い方について紹介していきます。
記事の内容
1.ブリが釣れた~この時期に合わせた狙い方を解説~
2.青物以外も釣れている!?この時期ならではの魚。
釣行基本情報
釣行日:2021年12月29日(水)
釣果:ブリ93cm 6.5キロ
時間:14時20分~16時
場所:大阪・貝塚人工島 沖向きテトラ
人口密度:人は少ない 年末で人が少し増えたが、入るスペースは十分確保できる
ピーク時と比べると4割程度
天気:晴れ時々くもり
風:右から左に吹く風で少しラインが流されるが、釣りに影響はない(風速1.6m)
潮:若潮
水温:12.4度 (血抜き時に海水に触れた感じではもう少し高そう)
青物→渋い 太刀魚→渋い メバル、グレ、チヌ、ガシラは好調?!(下に詳しく解説)
タックルデータ:ロッド→ジグキャスター96MH・N
リール→ストラディックSW4000XG
ライン→PE1.5号 クレハ リーダー→8号 クレハ(一番下リンクあり)
メタルジグ→ジグパラ(グロー系)下に紹介あり
釣果は青物ブリ~93cmゲット~
14時20分:釣り開始 ミノーとメタルバイブで表層を探ってみるが、予想通りアタリはなし。
14時30分:メタルジグに切り替え、底から中層上まで探る
15時00分:「フルグロー、ツートン、ワンポイントグロー」の3兄弟をローテーション。
ここから下げ潮の予定なので、ジグを40gに固定し潮の流れを確認する。
15時20分:潮が動きだしているので、色々なジャークを織り交ぜながらアタリを探る。
15時30分:アタリ ジグパラコノシロ腹グロー40g
底から「ツーピッチジャーク→少し止めてフォール→ジャカジャカ巻き→ヒット」
根がかりと思うくらい重いと思った瞬間走りだす。ドラグ調整をし挑むが今までに
ないくらいの引きで左右に振られ、どんどんラインが出される。
手前のテトラに擦られないように注意しながら弱らせるために沖に走らす。
15時50分:念願のショアブリゲット!!
隣(けっこう遠い)の方にタモ入れを頼み、二人で驚きながら慎重にブリゲット。
優しい人で良かったです。ありがとうございました。
16時10分:血抜きと片付けを終え、即座に帰宅。
ブリが釣れた~この時期に合わせた狙い方を解説~
秋のハイシーズンと違い、魚の食いも落ちてくる冬に入りました。そこで、冬に魚が食いつきやすいパターンをいくつか考え、実践した結果ブリが釣れたので「時間帯の決め方」「レンジ(層)」「ジグの選び方」の3つに分けてご紹介します。
日中で潮が動く時間帯を狙う
魚は水温が下がるとそれに合わせて体温も下がるので、活性が低くなります。魚種にもよりますが、水温が15度を下回ってくると「あまり動かない→エサを食べない」という流れになります。
そこで、朝マズメの時間帯より、日中の太陽の日が差し込んだ後を狙うようにしましょう。
さらに、潮が動くタイミングも合わせることで、活性が低い魚にも食いつかせるチャンスが増えます。潮が動くことで、海の中に小魚の回遊や場所の移動など、何かしらの変化が加わります。
この変化がある時間帯を狙うことで、少しでも青物と遭遇できるチャンスを増やしましょう。
注意することは、潮見表やネットで調べた潮が動きだす時間は予測なのでずれることもが多々あります。30分~1時間ほど余裕をもって考えておくと、ベストタイミングを逃しません。
基本は底から狙う~動きに変化をつける~
朝マズメは表層から探りだすことを基本としますが、日中はその逆で底付近からスタートしましょう。日中はベイトが沈むのに合わせて他の魚も底付近に沈んでいく傾向があります。ナブラが出ている以外は底から狙いましょう。底でアタリが無ければ、徐々にレンジ(層)をあげていき、中層少し上まで探れたら十分です。
動きに変化をつけるというのは、基本のワンピッチジャークに加え、ツーピッチジャークやロングジャークを入れることで一定のリズムにならないようにすることです。また、ジグやルアーを何に見せて動かしているかイメージすることで、ヒット率は格段に変わってきます。
【例】逃げて弱った魚をイメージした動き
「ジャカジャカ巻き→少しフォール→ロングジャーク→ストローク(ただ巻き)」
逃げて疲れて、動きが鈍くなってきた小魚に見せているイメージです。
このように、色々なアクションを織り交ぜることで、活性の低い魚にもしっかりアピールすることができます。
メタルジグ~グロー系でシルエットをぼかす~
マズメの時間と違い、日中は魚からメタルジグが丸見えです。そこで、「フルグロー、ツートン」をメインに使用しつつ、ワンポイントのグローも使用することで、魚に見切られにくくなります。
日中にグロー系を使うことで、シルエットがはっきりと見えなくなり、結果的に魚に興味を持たせることにもつながります。
紹介した3つは、実際にどれくらい魚に影響があるのかわかりませんが、私の実践上では12月中もこの方法でアタリが増えたので、今の時期には有効なのかもしれません。参考にしてみてください。
今回はこの3つのポイントを抑えて、見事ブリをゲットすることができました。
周りの人は、潮が動きだす前に帰ってく人が多かったので、この時期はあまり潮を意識して動いている人が少ないのかもしれないので、狙い目ですよ。
周りの状況~グレ、メバルも釣れている?!~
ショアジギングでの青物狙いは、とても渋くなってきています。周りで竿を曲げている人はいませんでしたが、確実に青物は回遊してきているので、狙い方を色々試してみてください。
その他の魚種は「メバル・グレ・チヌ・カサゴ」が12月に入り良型が釣れています。カサゴはいつでも裏切らないですね。
メバル→ジグヘッドとワームを使ったライトゲーム。
グレ、チヌ→ふかせ釣りorカゴ釣り。
カサゴ→ ジグヘッドとワームを使ったライトゲームor穴釣り。
どの魚種にも対応したい場合は、ふかせ釣りがおすすめです。けっこう手前でも釣れていたので、撒き餌の準備もお忘れなく。
この時期のグレ、メバルは美味しいですので、良型狙いで楽しんでください。
まとめ&ジグ紹介
連敗続きでしたが紹介した3つのポイントを意識していたので、頻繁にアタリはあり、かけることもできていたので近々釣れるだろうと確信しておりました。まさか、ブリほどの大物とは思っていなかったのでラッキーでした。
今回紹介しているポイントを抑えつつ、釣り場の環境にあったアレンジを加えると、12月や冬でも青物をゲットできるかもしれません。
私が実際に12月にも貝塚人工島に通い続けて見つけたパターンですので、参考にチャレンジしていただき、みなさんも良い釣果が出ることを期待しています。