関西のショアジギングの聖地と言えば和歌山県の中紀にある「煙樹ヶ浜」です。
「煙樹ヶ浜」は釣りを楽しみつつ、キャンプもできる最高の場所です。
一年を通して青物の回遊が盛んなことからショアジギングの人気スポットですが、他にもエギング、カゴ釣り、太刀魚狙いなど、狙える魚種が豊富で釣り好きにはたまらない場所になっています。
キャンプ場も併設しているので、砂利浜特有の波の音で癒されながらキャンプ時間も楽しめます。
釣りとキャンプ、どちらかだけでも好きな人は行く価値がある場所です。
煙樹ヶ浜~釣り場の基本情報~
住所:〒644-0044 和歌山県日高郡美浜町和田1979−12
駐車場:無料 東側、中央(キャンプ場)、西側にあり
トイレ:2カ所あり
周辺情報:コンビニや買い出しできるところが近くにあり
釣れる魚:青物(ブリ、メジロ、ハマチ、サワラ、サゴシ、アオリイカ、アジ、太刀魚、ヒラメなど)
おすすめ:ショアジギングで青物、エギングでアオリイカ、カゴ釣りでアジ、マダイ
約4キロもある浜は、釣り人を飽きさせず、釣り場に困ることもありません。約4キロもある浜は、釣り人を飽きさせず、釣り場に困ることもありません。
ショアジギングの聖地ですが、狙える魚種が豊富ですので、下に詳しく解説します。
煙樹ヶ浜~釣り場の紹介~
約4キロに渡る、広大な釣り場です。
大きく分けると3カ所のポイントになります。
海に向かって右側(西側)~磯場付近~
磯場付近は人気のスポットになっています。
青物の回遊率も一番高く、アオリイカが好む岩などが入った地形になっているので、様々な魚が狙えることで一番人気の場所になっています。
ショアジギングでもエギングでも、釣果で一番良かったのが西側の磯場付近です。
ただし、人気なだけに朝マズメを狙うなら5時までにはポイントに着いておく必要があります。
さらに、海底に岩がゴロゴロしているので根がかりのリスクもあることを頭に入れておきましょう。
キャンプ場前(浜の中間地点)
ここは、キャンプ場の駐車場から目の前なので、釣りキャンプをする人には最高のポイントです。
ショアジギングとカゴ釣りをしている人が多い場所です。駐車場とトイレから近いので、空いている時は狙ってみましょう。
漁港近辺(左側、東側)
こちらのポイントは、漁港に近くなればなるほど、砂地になっているのでキスやマゴチ、ヒラメが狙いやすくなっています。
砂利石ではないので、仕掛けもロストする可能性が低くなっています。
ヒラメやマゴチ、キスを狙う場合はここがメインになってきます。
駐車場
キャンプ場側の駐車場です。
ここは40台くらい車が止められるので、満車になることはありません。
他に、西側の磯付近、東側にも駐車場があります。
すべて無料で利用できます。
トイレと自販機
キャンプ場の駐車場前にあります。新しくなったトイレは外観も塗装し、中もきれいになっています。
ウォシュレットも完備しているので、嬉しい安心できるトイレです。自動販売機や小さな公園もこのすぐ横にあります。
西側(磯側)にもトイレがあります。
煙樹ヶ浜~釣れる魚~
釣れる魚は本当に、多種多様です。
一年を通してショアジギングで青物やカゴ釣りでアジ、マダイを狙うことができます。
また、夏から秋にかけて全体で太刀魚、春から冬まで磯場でアオリイカ、春から冬まで漁港付近の砂地では、キスやヒラメが狙えます。
色々な仕掛けを持って行くことで、狙った魚が釣れない時でもお土産は確保しやすくなっています。
おすすめ釣法~4つ~
おすすめする釣り方を紹介していきます。
ショアジギング
大本命の釣りは、ショアジギングです。
年中通して青物の回遊があり、ナブラも結構な頻度で発生するのでショアジギグを行う人にとって最高の条件が揃っていると言えます。
砂利のサーフなので、タモやギャフを使ってランディングをする必要がないので、手前でばらす確率もぐっと減ります。
エギング
煙樹ヶ浜のどこでも釣果はみられますが、比較的釣果が安定しているのが西側(磯場付近)です。
下に岩が入っているので根がかりのリスクもありますが、アオリイカがたくさん入ってきます。
風や波が強い日があるので、エギ用のおもりを持っていくことで飛距離も確保でき、エギが流されることも防げます。
カゴ釣りでアジやマダイ
夕方から朝方にかけて、カゴ釣りが盛んに行われています。
エギングと同じく、風と波に負けないように12号程度のウキとそれに合わせたおもりが必要です。
キス狙いの仕掛けでも対応できますが、沖で砂利石に埋もれてロストする可能性が高いので、注意が必要です。
太刀魚
ウキ釣りで太刀魚も狙えます。
飛距離が出ないと波ですぐに岸に押し寄せられるので、飛距離確保は必須です。
また、太刀魚をルアーやワインド、ジグで狙うことで、夕方や朝方は青物のチャンスにもつながります。
注意点~砂利浜のサーフと高波~
注意することは、「砂利浜」と「高波」の2つです。
この2つに注意することで、身の安全を確保しつつ道具の費用も抑えられます。
砂利浜の特徴
砂利浜とは、その名の通りサラサラとした砂ではなく、小石がたくさんある浜になっています。
石が多いことで、投げたジグやルアーがとても傷みやすく、ジグを3時間くらい投げ続けていると、塗装が剥がれてどこのメーカーの物かわからなくなります。
なので、おすすめは100均ジグ(ダイソー)です。これを活用することで、道具が消耗する費用を大幅に抑えることができます。
高波
風が強くて釣りにならない日があるのは、どこの釣り場でも同じですが、ここは一味違う危険があります。
それが高波です。
砂利浜というサーフなので、波は直接こちらへと向かってきます。
到着してから、砂利が一段高くなっているところか、その後方に道具類を置くようにしましょう。
高波がきたときに、道具が引き並みでさらわれてしまうことを防げます。
また、引き波に自分自身も飲み込まれないように、事前に予報を確認しておきましょう。
キャンプ場情報
キャンプ場と浜は目と鼻の先です。
広い浜なので、浜から波打ち際(釣りができるところ)まで距離は100mほどあるので、キャンプ場まで波が押し寄せてくることはありません。
浜側からみるとこんな感じです。
詳しいキャンプ場情報は別でご紹介します。
キャンプと合わせて、夜釣りや朝マズメ狙いをすることで、釣りキャンプを楽しめる場所です。
まとめ
関西のショアジギングの聖地、和歌山県の中紀にある「煙樹ヶ浜」は、釣りを楽しみつつ、キャンプもできる家族サービスにも最適な素晴らしい場所です。
一年を通して青物の回遊があり、ナブラも発生するので、ショアジギングをする人には魅力的な場所です。
広いサーフで一日中釣りを楽しみ、疲れた体をキャンプで癒してみてください。