【超簡単】タコエギ修理と針交換。誰でもすぐできる。大切なエギを安く直して長く使おう!

釣り道具

ここ数年で堤防からの「タコ釣り」は大人気になりました。釣って楽しい、食べて美味しいタコ釣りは、様々な方法でタコを狙いますが、その中でもよくつかわれる道具が「タコエギ」です。

各メーカーからタコエギが販売され、1つ千円を超える物もあります。自分のお気に入りのエギが高価な物だった場合、壊れたからと新しい物を買うにはお財布によろしくないですよね。

そこで、壊れてしまったタコエギの修理・針交換する方法をご紹介します。

誰でも簡単にできる方法なので、真似するだけでお財布にも優しいこと間違いなしです。さらに、針の根元の強化にもなるので、お気に入りのタコエギを長く使うことができるようになります。

タコエギの主な壊れ方

タコエギの主な壊れ方は「針が折れてしまう」「針が根元から抜けといったことになります。

タコは海底にいます。特に障害物となる場所を好んで潜んでいるので、そこを狙うとなると根がかりや針が折れるリスクも高くなります。針が折れたり、抜けたりするのはタコ釣りにおいて、ある程度は仕方のないことです。だからこそ、エギを修理して使えば新しいエギを買うのに比べてはるかに安くて経済的です。

替えの針さえ購入すれば、あとは一般家庭にある物と釣り人なら持っているであろう物で修理は可能です。

タコエギの簡単な修理(針交換)の仕方

針交換に必要な物

針交換に必要な物

替針   :タコエギ専用針(NAKAZIMA)5本針←おすすめ
瞬間接着剤:ダイソーでOK(強力セメダイン3000ゴールド)←おすすめ
PEライン :0.6~5号までならOK (0.6号)←おすすめ
お湯   :お湯とコップ(なんでもOK)
壊れたエギ:針が折れたり抜けた物

これだけあれば針の交換は可能です。そして、針の根元の強度を増すこともできます。
替針→350円前後(2セット入り) 瞬間接着剤→100円 PEライン→あまり物 これだけで、2個のエギの修理が出来て500円以内で収まります。もしPEラインが無ければダイソーで100m300円で購入しても、2個のエギを買う値段に比べると800円以内で収まるので嬉しいですよね。

タコ専用のナカジマ(NAKAZIMA)の針は、実績と信頼のブランドです。タコエギにおいて、この針に勝るものはないと私は考えています。そして、タコの釣果を上げるのは5本針一択でいいです。

PEラインは細い方がしっかりと食い込んで強度も増すので0.6号がおすすめですが、なければ太くてもいいです。私も最近あまっている5号のPEラインを使っていますが、問題ありません。

瞬間接着剤はダイソーの物で十分です。サイズもちょうどよく、写真のサイズだと4本のエギに使用可能です。強度も申し分ないです。

針交換の手順~5ステップ~

針交換の手順

1.折れた針の根元を温める(5分)←重要
2.折れた針を抜く
3.替針が入るか確認←重要
4.瞬間接着剤を塗って針を
入れる
5.PEラインを巻いて瞬間接着剤を塗る

詳しく解説していきます。

1.折れた針を抜く

コップの中に60度~80度くらいを目安にしたお湯を用意し、5分間タコエギを入れます。写真の緑色になっている部分までエギがお湯に浸らせましょう。

2.針を抜く

しっかりと温まると、手で軽く捻ると簡単に抜けます。しかし、温まりが不十分であったり、かなり強く付けられているエギはペンチで引き抜きましょう。左右に揺らすように捻って少しずつ引っ張ると抜けます。

3.替針が入るか確認←重要

替針の白い部分がきっちりとエギの中に納まったらチェック完了です。エギの種類によっては、替針が最後まで入らずに、白い部分が少し出てしまう物もあります。その場合、半分以上入っていたら次に進みましょう。気になる場合は、電動ドリルで穴を奥に広げていくのも手ですが、手間がかかるので、少しくらい白い部分が出ていても構いません。以前にそのような状態で使用しましたが、問題ありませんでした。

4.瞬間接着剤を塗って針を入れる

「替針の白い部分」と「エギの穴」に瞬間接着剤を塗り、中心を合わせて1分くらい持っておきます。目安は、5本針の真ん中の針をエギの背中の中心に合わせることです。ある程度固まったら、さらに替針とエギの根元の近辺に薄く瞬間接着剤をもう一度塗って乾かします。

5.PEラインを巻いて瞬間接着剤を塗る

PEラインを往復して巻きます。
エギの根元1センチのところから、替針の先までPEラインを巻いていきます。どちら側から巻いてもいいです。さらに、替針の先から戻ってエギの根元1センチのところまで巻きます。

最後にPEラインに瞬間接着剤を塗ります。乾かしてもう一度塗ると完成です。
この時に、PEラインの端が浮いてくることがあるので、つまようじで30秒くらい押さえておくと浮いてきません。

針の強度が増す方法

PEラインの2通りの巻き方です。
左側のエギは、エギ本体と替針の根元まで巻いた方法です。これで心配な場合は、右のエギのように、替針の間にPEラインを入れて巻いていく方法もあります。こちらの方が強度が増します。この方法は、針を替えていないエギにも有効な方法です。

ちなみに、右側のエギは、替え針の白い部分が半分くらい外に出た状態で試しに巻いてみたタコエギです。こちらも使用しましたが、強度的にも問題ありませんでした。

特殊な修理や交換

針が根元で折れた 針が上手く抜けなかった 場合

大タコに張り付かれて折られてしまう場合や、温めが不十分で根元から折ってしまう場合があります。なぜなら、私も経験したからです。そんな時は少し大変ですが、道具があれば修理可能です。

3つのステップで可能

1.エギから出ている部分を削る(金やすり使用)
2.電動ドリルで穴を作る(2mm使用)
3.針を替える
(残りの手順は針替と同じ)

「やすり」と「電動ドリル」が必要になります。

この2つを使って穴を新たに作ってあげることで、替え針をエギに付け替えることが可能になります。

エギから出ている白い部分を削ります。
根本から折れた針は写真左のように、針を支えていた物がエギから少しでていると思います。その出ている部分をやすりで削ります。この作業は「金やすり」が早くてスムーズに行えます。粉が飛ぶので屋外で行いましょう。

削った部分の中心に電動ドリル(2mm)で穴をあけます。この作業が一番重要になります。穴の位置が左右にずれることがあるので慎重に行いましょう。もしずれた場合は、白い部分(針を支えていた部分)をすべて削って、穴を大きくしてしまうのも手です。うまく穴が開くと、右の写真のようになります。

穴が開いた後は、替え針が入るかチェックしましょう。
もし入らない場合は、穴を広げる必要があります。電動ドリルをもう一度入れて横を広げていくか、電動ドリルを2.5mmに変えて穴を広げましょう。

この後の工程は、針替で説明した流れと同じです。「瞬間接着剤を塗る」→「替針を入れる」→「瞬間接着剤を塗る」→「PEラインを巻く」→「瞬間接着剤を塗る」→「乾かす」→「瞬間接着剤を塗る」で完了です。

エギ本体にヒビが入った 割れた 場合

小さなヒビには、瞬間接着剤を何回かに分けて塗ることです。
小さなヒビだと、中まで海水が侵入していることが少なく、表面だけの場合が多いです。その場合は何回かに分けて瞬間接着剤を塗ることでヒビの間を埋めることができます。小さな傷にも対応可能です。「瞬間接着剤を塗る」→「乾かす」→「塗る」→「乾かす」を2~3回繰り返すと良いです。表面に凹凸ができて気になる場合は紙やすりをかけるのもいいですね。その場合は600番以上の目の細かい物を使うとよいです。

割れている場合には、エポキシを使いましょう。エポキシは瞬間接着剤と違い、粘度が高く、少しの割れなら間を埋めることが可能です。グルーガンを使って、割れた部分を完全に埋めてからエポキシや瞬間接着剤を使うのも良いのですが、グルーガン自体が家に無いですよね。ある方は、使ってみてください。

堤防やテトラに当ててしまい、ヒビが入ったり、割れてしまったりすることもあります。
大きなヒビや割れに関しては、修理をするよりも新しい物を買うことをおすすめします。ただし、小さなヒビや割れに関しては、修理をする価値はありますので、ぜひ試してみてください。

替え針の購入は店舗が安い!

今回紹介した「NAKAZIMAナカジマ」の替針ですが、インターネットでも販売されています。しかし、送料などを考えると、大量に購入しない限り、実店舗で買った方が断然安いです。販売している店舗とそうでない店舗があるので、近くの釣り具屋に問い合わせてみるのもいいですね。

ちなみに関西だと「イチバンエイトグループ」にはありました。

時間が無い人はインターネットで購入もありですが、他の物を購入するより、「NAKAZIAMナカジマ」のタコ専用の替針を購入することをおすすめします。信頼と実績があるこの針はタコ釣りの強い味方になってくれること間違いなし。

最後に…

近年、大人気の釣りになったタコ釣りは、各メーカーから様々な種類のタコエギが販売されています。どのメーカーも工夫を凝らして、とても良いものばかりです。しかし、その分お値段も上がってきているのが現実です。自分のお気に入りのタコエギが見つかっても、大量に購入するには費用がかなりかかります。

そこで、今回紹介した修理・針交換の方法を覚えて、今後のタコ釣りに役立てましょう。

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