釣りを始めようと思い、ネットショッピングや釣り具屋で竿とリールを探すと、迷うポイントがでてきます。
それが、スピニングリールかベイトリールにするかです。
結論からいうと、初心者はスピニングリール一択です。
どちらも持っていると釣りの幅が広がりますが、ベイトリールの扱いは少々難しく、万能なスピニングリールから始めることが釣りを楽しむためにも最適です。
2つのリールについてわかりやすく解説していきます。
リールの種類
大きく分けると「スピニング」と「ベイト」に分けられます。
他にも、電動やフライリールなどもありますが、初めのうちは使用することはありません。
スピニングリールは下向きにリールがついていて、ベイトリールは上向きについているのが見た目の特徴です。
各リールの特性を解説していきます。
スピニングリールの特性
1.飛距離が伸びる
大きな特徴は、飛距離がでやすい構造になっていることです。
軽いおもりや仕掛けも遠くまで飛ばすことができます。
波止からの釣る場合に遠く(沖の方)へ飛ばすことで、魚が釣れる確率があがります。
また、本格的な投げ釣りでも本領を発揮するので使用されています。
2.早い巻取りが可能
ハンドルを一回転させた時のリールの回転数をあげているので、速く巻き取れるようになっています。
ベールアームと呼ばれる金属の部分を、投げるときに起こし、巻き取る時に倒すことで簡単に大きく糸を回収していくことができます。
3.誰でも簡単に使用できる
ベイトリールで起こるライントラブルが、スピニングリールではほとんどありません。
ライン(糸)の種類もナイロンにしておくことで、よっぽどのことが無い限りトラブルに見舞われることなく釣りを楽しむことができます。
スピニングリールまとめ
・軽い仕掛けを飛ばすことができる
・遠投できる
・巻取り速度が速い
・初心者でも扱いやすい(ライントラブルが少ない)
ベイトリールの特性
1.狙ったところに投げやすい
飛距離はスピニングリールほど伸びませんが、コントロール性能は高いです。
狙ったところにピンポイントで投げ込むことができます。
少々テクニックがいるところが難点ですが…
2.感度が良い
ライン(糸)を真っ直ぐ出ていることや手で竿とリールを持って扱うことで、魚の当たりがわかりやすくなっています。
海底の石などに当たった場合と魚の当たりの違いも、スピニングリールに比べると格段にわかりやすくなっています。
3.巻取り
重いおもりを使っているときや、魚がかかった時に負担がかかります。
スピニングリールでは、負担がかかった状態で巻き取るのにとても重く感じます。
しかし、ベイトリールでは負担がかかった状態でも回転を加えず真っ直ぐに巻き取っていくので、巻き取りやすくなっています。
注意:ライントラブル
ベイトリールの扱いが難しいといわれる所以は、ライントラブルです。
着水時に指でリール(糸部分)を押さえないといけなかったり、足元に落としたときに指で糸を抑えてブレーキをかけたりしないといけなかったりすることです。
これをしないと、バックラッシュといって、糸が無駄に出てしまうトラブルに見舞われます。
初めて使用する場合は、100%といっていいほどバックラッシュします。
ベイトリールまとめ
・狙ったところに投げやすい
・感度が良い
・負担がかかっても巻き取りやすい
・注意:初心者には扱いにくい
初心者におすすめなのは…
扱いやすく、どんな場面でも対応できるスピニングリールがおすすめです。
釣りに慣れてきて、狙う魚種が増えてきたころでベイトリールを使用するとトラブルになる回数も少なく済みます。
スピニングリールから釣りを始めて、慣れてきたころにベイトリールなどの選択肢を増やしてみることをおすすめします。
スピニングリールから楽しい釣りを始めましょう。