エギングが流行りだしてもう何年も経ちました。
昔はエギを投げて適当にアクションを加えていたら、アオリイカが釣れる時代もありました。
しかし、エギングの流行りとともにイカがスレ、単調なアクションではエギに反応して抱いてくれなくってきました。
そこで、アオリイカに興味を持たせて抱かせるために必要なしゃくり方を解説していきます。
エギングを始めたけど、アオリイカが釣れない…
そんな悩みを解決するために2種類のしゃくり方をお伝えします。
これを知れば、エギを自由自在にコントロールして、アオリイカに色々なアピールができます。
エギングのしゃくり方は2種類
エギングのしゃくり方は大きく分けると2種類になります。
「遠くのイカへのアピール」と「近くのイカへのアピール」です。
この方法を覚えてアオリイカにアピールしていきましょう。
遠く(広範囲)のイカにアピール
しゃくる回数を増やせば上にエギがあがり、遠くのイカにアピールできます。
アピールする範囲を広げるためには、海中にエギを滞在させておく時間を増やし、できるだけ手前に持ってこないようにすることが大切です。
この方法で、少しずつ手前にエギがくるので、海中に滞在する時間が長くなるとともに、上へ上へとエギが動くようになるので、遠くのイカにアピールできます。
慣れるまでに多少の時間がかかるものの、覚えるだけで釣果が上がること間違いなし。
近くのイカへのアピール(イカのスイッチを入れる)
近くのイカへのアピールは、手前に素早くエギを動かすことです。
手前にエギを動かすことで、普段の普段のエギングのしゃくり方と違い、スレたイカにも効果的です。
このしゃくり方で、ななめ上へとエギが上がり、手前にどんどん動いてきます。
さらに、竿を横に寝かせながらしゃくることで、エギが手前にくる早さを変えることができます。
スレたイカにもいつもと違う動きでスイッチを入れることができます。
しゃくりと待つ時間・各層を狙う方法
アオリイカがエギを抱く瞬間のほとんどは、エギがフォール(沈んでいる)時か、海底に着底している時です。
アオリイカが抱く時間を作ってあげることが大切になります。
1しゃくりと2しゃくりでの違い?!
1しゃくりで着底するのに5秒かかるとすれば、単純計算で2しゃくりで10秒待つことになります。
3、4回としゃくる回数が増えれば増えるほど、待つ時間も増えていきます。
中層付近を狙う場合は別ですが、基本は底をとってからアピールするので、しゃくる回数が増えれば増えるだけ、待つ時間も増えることを覚えておきましょう。
中層や表層を狙うには
基本的には、底付近からしゃくり上げることで表層まで狙えば広範囲のイカにアピールすることができます。
しかし、中層から表層を中心に狙いたい場合は、投げた後に着底する時間をカウントし、その半分でしゃくり始めたら中層以上を狙うことができます。
この方法を覚えておくと、どの層でアタリが出たのか把握できるので、その後の釣行に役立てることができます。
アオリイカは中層付近に滞在している?!
アオリイカは、中層付近に滞在してエサを狙っています。
基本的には、着底したエギを中層~表層付近まで動かして広範囲のイカにアピールするのおすすめです。
しかし、昼間の時間帯は底付近にいることも多く、底からしゃくりあげることによって、直接イカにアピールすることができる場合もあります。
底付近のイカを狙うには、エギの着底を確認して攻めていくことが必要になるので、確実に着底を確認できるようにしておきましょう。
まとめ
エギング人口が増え、イカがエギに対してスレることが多くなりました。
そこで、よりイカにアピールできるしゃくり方を覚える必要が出てきました。
今回紹介した「遠くのイカへのアピール」と「近くのイカへのアピール」の2種類を覚えておくだけでも、イカの反応が変わってきます。
この方法にアレンジを加えたり、オリジナルのしゃくり方を入れたりして、エギングとイカの反応を楽しんでください。もちろんアオリイカを釣り上げてくださいね。