【Iwatani・デカ暖】カセットガスストーブで冬を越せるか?!インプレ。

キャンプ道具・バーベキュー用品

秋になるとぐっと冷え込む日が増えてきます。少しでも暖かくできたら、キャンプの夜を快適に過ごすことができます。

そんな日に暖をとることができるアイテムの一つにカセットガスストーブがあります。

今回紹介するのは、カセットガスストーブの弱点を克服した「イワタニのデカ暖」です。

石油ストーブだと持ち運びや準備が大変で…という方にはぴったりの品です。

Aさん
Aさん

秋や春のキャンプで夜の冷えをなんとかしたいけど、
石油ストーブは持ち運びが大変で…

らい道
らい道

そんな方にぴったりなのが「イワタニ デカ暖」です。

カセットガスで簡単に、しかも安全に暖をとることができます。

チェックポイント

「イワタニ・デカ暖」の特徴!

1.カセットガスで簡単に暖がとれる
2.4つの安全装置で心配無用

3.石油ストーブには負けるが、真冬でも対策次第で快適に使える

基本情報

商品名:カセットガスストーブ デカ暖

メーカー:岩谷産業株式会社(イワタニ,Iwatani)

サイズ:349(幅)×280(奥行)×408(高さ)mm

重さ:4.1kg

発熱量:1.35kW(1,150kcal/h)

連続燃焼時間:2時間30分~3時間

値段:実売価格→12000円前後(2021年11月現在) メーカー希望価格24000円 

石油ストーブに匹敵するくらいの暖かさを売りにしている「イワタニのデカ暖」ですが、実際に使用してみてどうなのか、インプレをお届けします。

3つの良さを解説

1.カセットガスで簡単に暖がとれる

小型の石油ストーブに匹敵する暖かさと「岩谷産業株式会社」が言っているだけあって、本当に暖かいです。

後ろのフタを開けて、カセットガスを装着させるとあとは横のスイッチをひねるだけで、即座に暖かくなります。

カチッと鳴るまでひねれば、青い炎が出て燃焼が始まります。

温度調節も可能なので、暖かくなりすぎるのも防げます。

2.4つの安全装置で心配無用

「不完全燃焼防止装置」「立消え安全装置」「転倒時消火装置」「圧力感知安全装置」の4つです。

室内の酸素が薄くなった時に自動で消える、風などで火が消えた時にガスが漏れない、転倒や衝撃が加わった時に自動でガスを遮断、カセットガスが過熱され圧がかかった時にカセットガスが外れる、といったことが全部自動で行われます。

キャンプで想定される万が一の場面に、自動で安全装置が発動されることは、ファミリーキャンパーには嬉しい限りです。

3.石油ストーブには負けるが、真冬でも対策次第で快適に使える

残念ながら、石油ストーブには暖かさで負けてしまいます。しかし、石油ストーブの運搬や石油漏れの大変さに比べると、「ある程度の暖がとれる」「手軽に暖がとれる」ことは、ファミリーキャンパーに嬉しい内容になっています。

真冬でも、シュラフ(寝袋)をダウンにしたり、ヒートテックを着込むことで、十分に対応できます。

使用状況~インプレ~

使用状況
外気温:6~7度
テント内:16~18度をキープ
服装:上→半袖Tシャツ&中綿トレーナー
       下→ヒートテック&ジーパン
寝袋:薄型使用(0度~対応)
使用時間:21時~夜中3時

インナーテント内~換気口あり~

ストーブ点火前→9度

ストーブ点火後→18度(20分ほど上昇を続けた)

インナーテント内の端に置いてみると、邪魔にならないサイズながら、温度をグングン上昇させてくれます。

ストーブを点火してからは、暖かく過ごすことができるのですが、約3時間で消えた後は、どんどん温度が下がっていきます。

20分ほどで、10度まで下がった。

リビング~隙間風あり~

ストーブ点火前→7~8度(外と変わりなし)

ストーブ点火後→13度まで上昇

ペグダウンをしていない状態で、隙間風が時々入ってきます。

リビング部分は、広いことと隙間風により、インナーテント内よりも温度が上昇しません。

リビング部分は、地面がむき出しの状態だったので、底冷えしている状態でした。なので、温度の上昇も低かったのだと考えられます。

石油ストーブとの大きな違い

石油ストーブとの大きな違いは「手軽さ」「暖かさ」の2つです。

一番のメリットは~手軽さ~

カセットガスストーブはなんといっても手軽さが魅力です。

カセットガスを装着し、点火スイッチを回すだけで簡単に暖をとることができます。

石油ストーブの場合、「石油を携帯」「石油漏れにシートを準備」「持ち運びの重さ」がネックになってきます。

カセットガスストーブは、軽くて持ち運びが便利なうえ、燃料もカセットガスを簡単に装着するだけなので、車内や現地でも手軽に暖をとれる魅力があります。

石油ストーブには負ける~暖かさ?!~

手軽さが売りのカセットガスストーブは、簡単に暖が取れる分、暖かさは石油ストーブに引けをとってしまいます。

暖かさと長時間の燃焼は、残念ながら石油ストーブにはかないません。

では、どちらを選べばいいのか迷う人も多いので、どちらも使った私がお伝えいたします。

どんな人にオススメなのか

石油ストーブとカセットガスストーブの両方を使った私が、どんな人にどちらがおすすめか解説していきます。

こんな人に石油ストーブがオススメ!!

真冬でもキャンプを楽しみたい人。長時間の燃焼でテント内を暖めたい人。

この2つのどちらか、または両方に当てはまった人は石油ストーブがおすすめです。

こんな人にカセットガスストーブがおすすめ!

手軽に暖をとりたい人。春と秋にキャンプを楽しみたい人。(冬はいかない人)

この2つのどちらかにあてはまった人は、カセットガスストーブがおすすめです。

石油とカセットガスの注意点!

真冬にゆっくりとテント内でキャンプを楽しみたい人には、石油ストーブがおすすめです。

持ち運びは不便ですが、一度セットしてしまえば、あとは石油が長時間暖め続けてくれます。石油が漏れることには注意しなければなりませんが、それ以外は快適に使用できます。

カセットガスの場合、3時間前後で燃焼が終わるので、カセットガスを入れ替えなくてはなりません。なので、冬場のキャンプでは、入れ替えの手間がかかってしまいます。

まとめ

チェックポイント

「イワタニ・デカ暖」の特徴!

1.カセットガスで簡単に暖がとれる
2.4つの安全装置で心配無用

3.石油ストーブには負けるが、真冬でも対策次第で快適に使える

「イワタニのデカ暖」は石油ストーブの暖かさには負けるものの、春や秋の使用では、暑すぎるくらいの十分な力を発揮してくれます。

冬場には、シュラフや服装の工夫次第で、快適に暖をとり過ごすことができます。

石油ストーブの持ち運びや石油漏れの面倒が苦手な方は、簡単に暖がとれるカセットガスストーブがおすすめです。

ぜひこの機会に使ってみませんか?

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