最近の釣りブームに拍車をかけたのが、コロナウイルスですね。
コロナウイルスの影響により、密を避けるアウトドアにさらなる注目が集まっています。
そのため、手軽に始められる堤防や漁港からの釣りが人気になっています。
釣りを始めようと思うけど、ルールやマナーが心配…
大丈夫です。
釣り場のルールやマナーは大人なら誰でもわかることが基本になっています。
少し特殊なルールもあるので、この機会に覚えて楽しい釣りライフを送りましょう。
釣りブームとともに、問題になっているのが「ゴミ」です。
初心者でも始めやすい釣り場は「堤防や漁港」です。
堤防や漁港は漁業を行う人の仕事場になっているので、ゴミを放置されると仕事にも影響が出てきます。
想像してみてください。自分の仕事場に、いきなりきた人がゴミを放置していった時のことを…
釣り場はみんなの物です。気持ち良く釣りができる場所を大切にするためにも、ルールやマナー(特にゴミ問題)を守っていきましょう。
ゴミ問題は、釣り場がなくっていく原因になっています。
釣り場や環境を守るためにも、ゴミの放置は絶対にやめましょう。(何度も言います。)
釣り場のルール
ここからは、釣り場のルールを紹介していきます。
ゴミは持ち帰る
釣り場によっては、ゴミを捨てる場所があるところもあります。
駐車料金にゴミ処理代が入っているところもあります。
それ以外のところは絶対に持ち帰りましょう。
初めにも書きましたが、ゴミ問題が深刻化してきて釣り場の閉鎖危機が訪れています。
これから釣りを始めようと思う人、もう始めている人、ゴミは必ず持ち帰るように心がけましょう。
もし、ゴミを放置している人を見かけても、絶対にマネしないようにしましょう。
釣り場は先着順
釣り場に到着したら、釣りができる場所があるか確認しましょう。
場所があれば、荷物を置いて釣りの準備を始めましょう。
釣り場所は、基本的に先着順です。
先に人がいたらその場所は諦めましょう。
釣り人との距離
隣の人と近くならないようにすることが大切です。
最低5mは離れて、できるなら10mは離れましょう。
隣と近いと、糸がからまりやすく釣りがしにくくなります。
特にウキ釣りをしている人は、風や潮の流れによって左右どちらかに流れることがあります。
気をつけないとお祭り(糸がからまること)になります。
余計なトラブルを避けるためにも、距離はできるだけ長くとるようにしましょう。
ライフジャケットの着用
海で釣りをする以上、どんな危険があるか想像が尽きません。
万が一海に落ちたら…
高波がきて波にさらわれたら…
泳ぎが得意な人でも、不意に起きる事故には対応できません。
必ずライフジャケットを着用して、万が一に備えましょう。
決められた場所で釣りをする
釣りができる場所は決められています。
それ以外の場所で釣りをしてはいけません。
特に、漁港では禁止されている場所は「船の回遊ルート」「養殖タナ」「船の停留所」など、色々な理由があります。
決められた場所以外で釣りをすると、漁港の人の迷惑になるので、絶対にやめましょう。
漁港内の漁具類にひっかけない
漁港内には、漁業に使う船や漁具などがあります。
係留めロープや網などの漁具に、仕掛けがひっかからないように注意しましょう。
釣りに慣れていないうちは、その近辺で釣りを行うのはやめましょう。
もちろん、おもりや仕掛けを船に当てるのは絶対に禁止です。
釣り場がアミエビやコマセで汚れたら海水で流す
釣りをしていると、エサの「アミエビ」や「コマセ」魚の血や鱗、イカ墨などで汚れることがあります。
そんな時は、海水をくんできれいに流すようにしましょう。
次に来た人も気持ちよく釣りができ、釣り場もきれいに保つことができます。
稚魚や持ち帰らない魚はリリースする
稚魚は、リリース(放流)しましょう。
目安は手の平サイズです。
乱獲はやめて、将来大きくなってから、また出会えることに期待しましょう。
リリースサイズではなくても、大量に釣れた時にはリリースしましょう。
素早く針を外して海に返してあげることで、魚の命も守れます。
魚がいなくなっては、釣りを楽しめません。
将来のためにも、魚が死ぬ前にリリースすることを覚えておきましょう。
釣り場のマナー
釣り場はみんなの物です。
気持ち良く使うためにも、マナーを心がけましょう。
隣の人にあいさつをする
通りすがりの人すべてにあいさつをするのは気がひけますが、隣にいる人にはひと声かけるようにしましょう。
釣り場は先着順です。
後から隣に入る場合は、必ず声をかけるようにしましょう。
糸がからまった時にも、お互い気持ち良く接することができるようにするためにも必要です。
「お隣入っていいですか?」
この一言があるかないかでは、雲泥の差です。
投げる時は後ろに注意
仕掛けをキャスト(投げる)する時は、必ず後ろを見てから行いましょう。
キャストする時に、後ろを人が通っていて仕掛けをひっかけてしまいケガをしてしまうと、お互いに嫌な気持ちになってしまいます。
投げる前は必ず、後ろを確認しましょう。
隣の人のウキに注意する
隣の人がウキ釣りをしている時は、注意が必要です。
ウキが自分の前に流れてきていたり、糸がたるんでいたりして、自分が真っ直ぐ投げても糸が重なり、からまってしまうことがあります。
隣の人が糸を巻くのを待つか、あまりにも流れすぎている場合は一声かけましょう。
「ウキ流れてきているので、巻いてもらっていいですか?」
この一言がポイントです。
特殊なルール
ここでは、一部の釣り場で適用されているローカルルールについて、いくつかご紹介します。
理不尽なルールもありますが、長年そこで釣りをしてきた常連さんや漁港で決められているものがほとんどです。
無理なトラブルに合わないように、ローカルルールにも従いましょう。
ローカルルールとは
ローカルルールというのは、公に決まっているものではなく、常連さんや漁港の人たちが決めていることが多いです。
釣り具屋さんやインターネットで公開されているようなメジャーな釣り場には、そういったルールがあるところは珍しいのですが、公になっていない場所などにはあります。
インターネットに情報があるので、釣り場が決まったら調べてみましょう。
ローカルルールがありそうな場所の簡単な見分け方は、常連さんが多いことです。
「ここはルアー釣り禁止」というような、理不尽なルールもありますが、素直に従うことがトラブルを避けるためのコツです。
時期によって釣り禁止の場所がある
私の知るところでは、淡路島の釣り場で新子のアオリイカを狙ってはいけないルールがあります。
漁港の人に教えてもらいました。
というか注意されました。
7月~9月の半ばまでは、アオリイカは釣ってもリリースしなくてはなりません。
なので、アオリイカ釣り(エギングやヤエン)をするなと言われてもしょうがないのです。
さらに、通年胴長15cm以下はリリースするようにもなっているので注意しましょう。
漁港に看板もたててあります。
釣り場を守るために「一人ひとり」ができること
釣り場の「ゴミ」問題が深刻化しています。
何度も言います!ゴミの放置はやめましょう!
自分のゴミ+ゴミ1つ
一人ひとりができることは「自分のゴミ+ゴミ1つ」持ち帰ることです。
釣りをしていたら、必ずといっていいほど、ゴミは出ます。
自分のゴミをゴミ袋に入れるついでに、釣り場に落ちているゴミを1つ拾って持ち帰るだけで、ゴミの量は減っていきます。
「塵も積もれば山となる」
良心ある一人ひとりが少しずつゴミを持ち帰れば、釣り場はきれいに保たれていきます。
きれいに掃除をしたり、ゴミをすべて拾うのはハードルが高すぎますが、1つだけならできますよね?
その心掛けが、釣り場の閉鎖やゴミ問題に歯止めをかけられると思います。
ぜひ、この記事を読んだ皆さんは、ゴミとゴミ問題を放置せず、一歩前に進みましょう。
まとめ
釣りブームの影響や心ない一部の人の行動で、色々な釣り場が存続の危機にさらされています。
本来楽しいはずの釣りが、楽しめなくなる状況がすぐそこまできています。
初心者からベテランの方まで、もう一度釣り場のルールやマナーを確認して、みんなで釣り場と環境を守っていきましょう。
何度も言います。
ゴミの放置は絶対にダメです!