栄養価が高く、手軽に始められることから人気が高まっているスプラウト栽培。その中でも、一番手軽に始められる「かいわれ大根」の育て方について書きました。
道具もすべて100均で揃えることができるので、失敗しても途中で諦めても、お財布は痛くありません。
自宅で簡単に育てられるので、できるだけ失敗がないように書きました。この機会に自宅で簡単水耕栽培に興味を持ってみてください。
この記事を読んでから、すぐに100均にいけば栽培を始めることができます。
かいわれ大根(スプラウト)の栄養価
スプラウトとは「野菜の赤ちゃん」です。大きな野菜に育つために、一粒の種と新しい芽にぎゅっと養分を蓄えています。なので、栄養価がとても高いです。
主な栄養は…B-カロテン、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、イソチオシアネートなどです。
β-カロテンは、美肌効果や体の成長を促進される効果があります。
ビタミンCは免疫力を高め、コラーゲンをつくりだすのに必要です。コラーゲンができると、シワをできにくくし、傷などの治りを早める助けをしてくれます。
イソチオシアネートはがん予防の効果が期待されています。
全部あげるときりがないので、いくつかピックアップしました。どれも魅力的な栄養価ですので、育てない選択はなくなりますよね。
用意する物
基本的には、全部100均で揃います。
1.かいわれ大根の種
100均で買えます。ただ、売っていない時期もあります。ネットで買うと割安で買えることもあるので、ここは好みで選んでください。
ネットで買う場合のおすすめも紹介します。
この写真は「中原採種場」のかいわれ大根の種です。楽天やアマゾン、ヤフーでも出店しています。
2.育てる容器
100均で買えます。ザル付き容器がおすすめです。
セリアで購入しました。かなりおすすめです。四角タイプもあるので、お好きな方をお選びください。
ザル付き容器は、水換えが楽でいつでも新鮮な水に替えることができるので、衛生的にも良いです。
かいわれ大根の雰囲気的に丸型にしました。笑 フタは使いません。
育て方
1.容器に種を入れる(7割くらい)
容器に種を入れてください。
水を入れた時に重ならないようにすることと、水を吸って膨らむので、間隔を空けておくことが大切です。
2.容器に水を入れる(種が半分水に浸るくらい)
水を入れます。水道水で大丈夫ですが、夏場は温度が上がっている場合があるので、その場合は、冷蔵庫で冷やした水と割って入れましょう。
種が少し空気に触れていれば大丈夫です。特に一日目は水分が大量に必要になりますので、全部水に浸っていても大丈夫です。
水を入れて、種が重なった場合は、動かして重ならないようにしましょう。
二日目以降の水の量は種の半分以下にしましょう。
3.水換えのタイミング
基本的には、一日一回替えましょう。清潔な水で育てることが大切です。
邪魔くさい場合は、霧吹きで表面を濡らすだけでも大丈夫です。
4.容器の保存場所
芽が出て、5~6cmくらいになるまでは、日光に当たらない暗い場所に保管しましょう。
リビングやキッチンにクローゼットがあればおすすめですが、暗くて置ける場所がなければ、アルミホイルで包んで日光を遮断する方法でもいけます。
5.日光に当てる
芽が出て、5~6cmに伸びたら、窓際に置いて日光に当てましょう。
どんどん緑化して、スーパーで売っているかいわれ大根になっていきます。
育て方の流れ(まとめ)
1.種と容器を購入する(100均でOK)
2.容器に種を7割入れる
3.水を種が半分浸るくらいに入れる
4.毎日水替えをして清潔を保つ
5.芽が5~6cmになるまで暗い場所で保管
6.5~6cmになったら日光に当てる
7.緑化したらいつでも食べれます。
1~5までの流れで、8~10日くらいです。日光に当ててからは2日くらいで食べることができます。
おおよそ10日前後で食べることができます。
注意点
栽培を始めるタイミングをずらすことで、毎日食べることができます。
容器は3~4個持っておくと便利です。
栽培時期によっては、少し手を加えることで失敗を防ぐことができます。
夏季:室内の温度も上がるので、1日2回の水替えがおすすめです。
それ以外の時期:上記に書いた通りにしていただければ問題なく栽培できます。
かいわれ大根の育て方を調べると、ザル付き容器を使わずに、容器の下にキッチンペーパーを敷いて栽培する方法が取り上げられていますが、私が試した結果、栽培はできますが、悪臭がしたり、カビが生えたりで衛生的にも良くなく、発芽も安定しませんでした。なので、あまりおすすめはしません。(冬場のみ有効かも)
かいわれ大根の再生栽培はほぼできません。実際に私も何度か試しましたが不可でした。
最後に…
心配性の私が失敗をしないために行っていることをたくさん書きましたが、実際にはあまり気にせず、水さえあげていれば育ちますので、ぜひ始めてみてください。