タコ釣りシーズンの大阪では、たこは釣れ続いていますが、7月の後半になり、渋い日が増えてきました。今回は釣果情報に加えて「なぜタコが釣れにくいのか?」「苦潮の影響とは?」といったことにも注目しながらお届けしていきます。
苦潮って何?と思ったそこのあなたは、ぜひ最後まで読んで今後のタコ釣りの参考にしてみてください。
釣行基本情報
釣行日時:2024年①7月25日(木)夕方 ②7月27日(土)朝
場所:大阪・岸和田 「忠岡ホクシン前」 「地蔵浜」「泉大津周辺」
釣果:①タコ2杯 ②タコ2杯
人口:①少ない ②少ない
天気:①晴れ ②晴れ
風:①南西3.1m ②南南西2.6m
潮:①中潮3日目 ②小潮1日目
水温:①29.4度 ②29.3度
最近はタコの反応が悪いので夕マズメと朝マズメ
釣果情報
①7月25日(木)夕方
16時~20時の4時間釣行。
開始早々に300gくらいのタコを1杯ゲットするも、その後は、アタリがまったくなし。
18時00分にもう1杯200gくらいを追加し、岸和田方面から泉大津へ移動。
泉大津で20時まで粘るも、手の平サイズ1杯で、他はアタリもないまま終了。結果2杯+リリース1。
②7月27日(土)朝
4時30分~9時30分までの5時間釣行。
朝マズメの良い時間帯にアタリすらなく、周りの釣り人も6時前にはほとんどいなくなった。
粘ること7時頃にようやく1杯目ゲット(300g)するも、その後は続かず泉大津周辺から岸和田周辺に移動。
タコ狙いの人に話を聞くも、全くアタリすらなく帰るとのことだった。
数投で少し横へ移動を繰り返し、9時ごろようやく1杯(300g)追加。
同じところでタコらしきあたりがあるも乗らず、暑さに負け、結果2杯で終了。
今回の2日の釣行にて、少し気づいたことを下に書いていきます。
渋い原因は「苦潮」の影響?!
今回の釣行で、時運だけが渋い状況ではなく、周りも同じような状況だったので、海を見て色々気づいたことがあったので、紹介していきます。それが「苦潮」です。
苦潮とは?!
苦潮というのは、貧酸素水塊のことで、夏にできやすい水温躍層が原因で、起こる現象です…
簡単に言うと…上下の海水が交わらない状態になって、海中の酸素不足が起こるということです…
もっと簡単にいうと、魚やその他の生物が酸素不足で海面に出たり、酸素があるところに隠れたりするということです。
苦潮って見てわかるの?!
今回の釣行で何度か目にしたのは、「海面でチヌやシーバスが口をパクパク」させている状況です。苦潮の影響により、海中の酸素不足が起こり、結果的に魚が酸素を求めて海面にでてきていたと考えられます。海を見ただけだと、苦潮になっているかどうかは判断できませんが、こういった魚が海面に浮いてくることや、タコが堤防の継ぎ目やテトラの中に隠れるなどの行動で把握することができます。
やはり苦潮の影響でタコは渋い状況に!
上の2つの情報から、苦潮の影響で7月後半はタコが釣れにくい状況が続いていたと考えることができます。ただし、苦潮が出ている場所というのは、その日その時によって違います。何日続くかもわかりません。なので、これからの時期は、苦潮になっても狙える装備を整えておくことが大切です。
苦潮になると、魚やタコ、甲殻類も本来の動きをせず、酸素を求めて乱れるので、釣り人にとっては、天敵といえます。
普段エギを使っている人は、タコジグをもっていき、継ぎ目やテトラの間を狙うなど、また、別の場所に移動するといった手も有効です。
まとめ
今回の著効では、朝、夕そして、最近の昼間など、色々な時間帯を狙ってみました。それは、本当にタコが渋い状況なのかを知るためです。結果的にわかってきたのは、「苦潮の影響」ということです。
大阪の夏は苦潮の影響がいつでてもおかしくないです。なので、そのために、「タコジグの用意」と「別の場所のリサーチ」が必須になってきます。特に限られた時間しか釣りに行けない人は、この2つの準備を忘れずにしていきましょう。