自ら学習する子に育てる4つの方法【子育て悩み解決】

教育

「家で勉強を全然しないんです」「宿題を済ませるのに大変です」といった悩みをもっている親御さんは数多くいると思います。

実際に、小学校で働いている時に、これらの悩みについての解決策を聞かれることが非常に多くありました。

そこで、記事にしてみようと思いました。世の中の子育て中のお母さん、お父さんのお役に立てればと思います。

結論

1.習慣化する

2.時間を決める

3.ゲーム形式を取り入れて楽しく学習する

4.学習したからといってご褒美をあげない

一番大切なのが習慣化することです。そこに向けて行う残りの3つです。具体的に解説していきます。

自ら学習する子どもに育てる方法

1.習慣化する

習慣化することが一番大切です。習慣化できると「勉強しなさい。」「まだ宿題終わってないの。」と言わなくてよくなります。何度も言い続けると親も子もストレスで、負のスパイラルに陥ります。

始める時期小学校一年生から始めることがおすすめです。もともと学習に興味がありそうな子は、幼稚園、保育園の年長さんから始めてみるのも良いです。小学校入学前は、色々なことを体験し、肌で感じることが大切です。学習の習慣作りも小学校からで良いので、入学前は色々な体験をさせてあげてください。

方法初めて小学校で習ったことを家で確認する。

初めて習ったことは、嬉しくて誰かに話したくなります。そこで、小学校で習ってきた、ひらがなを書いてみる。算数の足し算をしみる。学校で書いたノートの好きなところを読んだり、写したりしてみる。

例えば、子どもが算数に興味をもっていたら「今日は算数の時間にどんなことをしたの?」と聞いてみることから始めましょう。一緒にノートをみてもいいですし、習ったことと似た内容のプリントやドリルに取り組んでも良いです。筆箱のえんぴつで足し算の問題を出してもいいですね。

「学校で学ぶ」→「家で思い出す」→「人に伝える」→「楽しい」と、つながっていきます。

大人でも、何か新しいことを知ると人に伝えたくなりますよね。子どもは大人の何倍も知ったことを人に伝えたいと思っています。しっかり話を聞いてあげることで、習慣化につながります。

学習する場所親から見える場所。

これさえクリアできれば、特にどこでも問題ありません。みてもらえていることがわかれば、安心するとともに、頑張ろうという気も起ります。高学年や中・高校生になれば話は違ってきますが、低学年の間は親から見えるリビングなどで問題ありません。

ただし、周りの音や環境が気になってしまう子には、毎回同じ場所で静かな落ち着ける空間を作ってあげることが大切になります。

2.時間を決める

その日の気分によって、勉強のペースにムラが出ることは絶対にあります。ここまでするといった「量」を設定していると、そこまでしないといけないと苦行のようになってしまい、その記憶が頭に残り、勉強が嫌いになってしまいます。

答え量ではなく「時間」

量ではなく、時間で区切るようにしましょう。

〇時~△時までと決めたら、そこで必ず終わるようにしましょう。時間を設定することで、見通しをもつことができ、次の行動にもスムーズに移ることができます。

始めは時間を設定し、延長はしないようにしましょう。もう少し、したいなと思うくらいで止めておきましょう。延長を繰り返し行うと、見通しが立たなくなり、結果、学習嫌いになります。

「もう少ししたい」という気持ちが強くなってきたら、設定時間を長くしたり、延長する日を作ったりしても良いですね。「自ら延長した時間=自ら学習した時間」につながってくるので、無理なく習慣化できてから延長には取り組みましょう。

3.ゲーム形式を取り入れて楽しく学習する

子どもは身体を動かして遊ぶのが好きな生き物です。なかなか座って学習することに慣れてこない子もいます。そんな時は、ゲーム形式を取り入れてあげることがおすすめです。もちろん、座って学習できる子にもおすすめです。

「親子で問題を出し合う」「算数の宿題の1~5問までを何分でできるか」「音読をミッキーマウス風に読んでみる(担任の先生風も盛り上がります笑)」

実際に小学校の低学年や高学年の児童でも、問題を出し合ったり、家で親子で先生の真似をしながら音読や算数ドリルに取り組んだりしている話はよく聞きます。懇談会で聞いた時は少し恥ずかしかったです。笑

4.学習したからといってご褒美をあげない

各家庭でご褒美をあげるパターンは色々あるかと思いますが、学習を習慣化させるには、学習を終えた後にご褒美をあげることは禁物です。

「学習する」→「ご褒美がもらえる」と子どもが勘違いしてしまい、もらえない時はしなくなってしまいます。目的が「学習する」ではなく「ご褒美をもらう」に変ってしまうので、絶対にやめてください。

ただし、「テストで100点をとる」「音読大会で優勝する」など、長期的な目標に向かってのご褒美はケースバイケースで良い時もあります。

習慣化すると良い理由

最後に…

習慣化するとなぜ良いのかについて解説します。

子からみた習慣化勉強することが当たり前になる

実際に私が関わってきた子どもたちの中で、習慣化できている子は、どんなことに取り組んでもスムーズに行動に移すことができていました。

逆に、習慣化できていない子は、スムーズに取り組むことができず、スタートでつまづいてしまっている子が多く見受けられました。普段していないことをするのは、大人でも嫌です。子どもも嫌です。なので、スタートでつまづいてしまいます。

子どもが気になったことにスムーズに取り組めるように、まずは学習の習慣化から始めましょう。

親からみた習慣化「勉強しなさい」を言わなく済む

私の子どももある程度習慣化ができてきているので「宿題した?」と聞かなくて良いので、助かっています。

ここでは、習慣化について簡単に書きましたが、もっと大きなメリットもあります。ぜひお子さんのために学習の習慣化を行ってあげてください。

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