今日は、家庭教育について書いていきます。
家庭教育と聞くと難しいイメージをもつ方がいますが、簡単な言葉に置き換えると子どもと関わり一緒に成長していくことです。
毎日お仕事ご苦労様です。お忙しいとは思いますが、この記事を読んで、ぜひこの機会に子どもとの関わり方を試してみてください。
この記事を読むと、家庭でできる3つの教育がわかります。
1.生活習慣
2.話を聞く(居場所づくり)
3.わが子だけの教育
家庭教育って何?
この記事にたどりついた人は、そもそも家庭教育って何?という疑問があると思います。
そこで、家庭教育とは何かをお伝えします。
もちろん簡単に。
家庭教育とは、親が子どもに生活していく上で必要なスキルを身につけるために手助けをすることです。
これを聞くとほとんどの人が「なんだ、もうしてるよ」と思います。
そうです。もうすでにしているのです。
ただ、今回紹介するのは、今していることに一つ二つ手を加えてレベルアップさせ、もっと子どもとコミュニケーションをとり、子どもも親も成長していこうという内容です。
家庭教育と学校教育の違い
まずはここを理解してほしいと思います。
といっても、簡単に説明しますので読むのもすぐです。
家庭教育→親がわが子のために行う教育
学校教育→国(プロの教師)がすべての子どもに行う教育
この二つは、大きなちがいがあります。
家庭教育は、わが子だけの教育を行うことができます。また学校教育とは違い、集団の中で子どもを捉えるのではなく、マンツーマンで教えることができるので成長スピードも著しく、国語や算数といった教科学習を行う必要もありません。
詳しくは、あとで解説します。
学校教育は、集団の中で人間の形成を行ったり、カリキュラムに沿って教科の学習をしたりします。集団生活の中で様々なことを身に付けていくことがメインになります。
それぞれ良いところはもちろんありますが、個人に特化した教育と集団の中での教育。。。。
これを見て、家庭教育の大切さがわかりましたか?
家庭でできる3つのこと
1.生活習慣
早寝、早起き、朝ごはん。これは、文部科学省のホームページにも載っていて、私自信も実際に大学生の時の論文のテーマにしたくらい大切なことになっています。
(「早寝、早起き、朝ごはん」で検索すると文部科学省のホームページがでてきます。)
朝ごはんでしっかり栄養と糖分をとって、学校で活動できるエネルギーを補うことが大切です。
朝食は必要ない!といった記事も目にすることがありますが、子どもにとっては栄養はとても
大切です。
早寝、早起きの習慣をつけることで、体内のサイクルが安定し、朝起きてからの行動がスムーズ
に行えるようになります。
朝からぐずぐずになってしまい、あげくの果てには親に怒られてから学校にいったわが子を想像してみてください。
大切な、「早寝早起き朝ごはん」の習慣。ぜひ実践してくださいね。
2.話を聞く(居場所づくり)
上に書いた生活習慣は、実践している人が多いと思います。そこで、次の「話を聞く」が大切になってきます。
特に何かをしながらの、「ながら聞き」になっている人は注意が必要です。
しっかりと子どもと向き合い、今日の出来事を聞いてあげることから始めましょう。
聞き方も大切で、「今日はどうだった?」「今日は楽しかった?」はダメです。
これだと、「う~ん。ふつう。」とか「楽しかった」で会話が終わってしまいます。
具体的に聞くことが大切です。
聞き方を内容別にお伝えします。
授業編
「今日の国語の授業何したの?」「国語の授業で何を習ったの?」
特に好きな教科が無い場合はこれで大丈夫です。
運動が好きな子は体育、絵や作品作りが好きな子は図工など、お子さんに合わせて少し変えて聞いてみてください。
何度か聞いているうちに、聞き方も上達して、「今日の国語の〇〇はわかった?」「国語の〇〇について教えて」など、レパートリーが増えてきて、子どもも親も楽しみながら会話ができるようになります。
生活編
「今日1番楽しかったことは何?」「今日の給食は何が出た?」
一日の楽しかったことや、給食のことはどの子も話しやすい内容になっているので、聞くときの最有力候補になります。
元小学校教諭ならではの聞き方は、「今日の給食パン?ごはん?」といった聞き方です。それに合うおかずのクイズなどに発展していけると、夕食時の食卓やお風呂の中、ベッドに入ってからが盛り上がります。
その時間や今日のことを思い出し、振り返ることができるように聞くことが大切です。
なぜ大切なのかについては、別記事で詳しく解説していこうと思います。
このように、会話を通して関心をもっていること、安心できる環境であることを子どもに伝えていき、のびのびと生活できるようにしてあげることが大切です。
会話を通して、子どもにとって安心できる場所を作ってあげましょう。
一緒に同じ作業を行い、コミュニケーションをとることも良いですよ。
3.わが子だけの教育
子ども一人ひとりによって、発達段階や成長スピードは違います。
生活習慣や話を聞く中で得た情報を基に、子どもにとってどんな教育が必要なのかを考えてあげることが必要です。
教育と聞くと、国語や算数といった教科の学習や学校でできていないところを補おうとすることが多いのですが、そこに捉われず、子どもがしたいと思ったことに取り組ませてあげることが大切です。
私が小学校教諭の時にモットーにしていたことでもあるのですが、「子供はありとあらゆる可能性を秘めている」ということを忘れずに、家庭では、子どもがしたいと思ったことにチャレンジさせてあげてください。
具体的には
魚が好き→図鑑や動画で魚や海について研究。(実際に海や川に行っても良い)
絵が好き→たくさんの絵を描く。色彩について学ぶ。(美術館にいっても良い)
運動が好き→運動の合理的な方法を学ぶ。(実際に公園へゴー!)
色々と子どもの可能性を引き出してあげてください。
ただ、好きだからといって一日中ゲームや動画をみていたり、意味もなく遊んでいたりしては、家庭教育にはなりません。
そのような場合には、子どもの情報を基にこちらから好きそうなことをすすめてみることも良いかと思います。
これだけはしてはいけない!
最後に、子どもと関わる中でこれだけはしてはいけないことを2つご紹介します。
疲れている時、忙しい時、私もついついしてしまいそうになるのですが、絶対にやめましょう!!
1.否定すること
子どもは何かしら考えて行動しています。頭ごなしに否定すると色々なことに挑戦することが出来なくなってしまいます。もし、間違ったことをしていたら、否定するのではなく、別のことや方法を促してみましょう。
2.むやみにほめること
子どもは大人をしっかりみています。特に親をみて成長していきます。一時期ほめる教育は流行りましたが、なんでもかんでもほめるのではなく、ポイントを押さえてほめましょう。
具体的には、行動したプロセスです。仮に失敗したことであっても、結果にいたるまでに何をしたのかをほめてあげるとモチベーションもあがり、次につながることが研究の結果ででています。
長くなりましたが、わが子のために色々と楽しみながら家庭教育をしていきましょう。
注意することもお忘れなく。
この記事を読んだ人が、少しでも良い家庭教育になることを期待しています。
コメント