子育て中に、子供を否定したり、他の子と比較したりしていませんか?
この二つは、親の意にそぐわない時に親が言ってしまうNGワードです。子供にとって一つもメリットはありません。ついつい言ってしまう人は、口癖になっている可能性もあるので、この機会に正しい言葉かけを覚えましょう。
対処法
言葉を置き換える
これだけです。これだけで同じことを伝えても、子供は否定されたと思わなくなります。もし他の子と比べるようなことを言っても、競争心を高める方に向くので、これからの子供の成長に良い影響を与えること間違いなしです。
NGワードと、置き換える方法を紹介していきます。
子供に言ってはいけないNGワード
1.子供を否定する
人格を否定することは論外として、意外と多いのが行動や成果を否定してしまうことです。
落ちている物を触った時に「なんで触ったの。汚いわよ。」←直接否定
鉄棒で前回りが出来た報告をした時「そうなの。それより逆上がりはできたの?」←間接的に否定
否定されることで、新しいことに挑戦する意欲がなくなってしまいます。
2.他の子と比較する
周りの目を気にしすぎる親ほど、比較してしまいます。
何かできないことがある時「なんでこんなことができないの」←友達はできてるのにという考えから
夏休みの宿題が終わらない時「〇〇ちゃんは、一週間で宿題終わったって言ってたよ」←友達と比較
他にも「〇〇さんは算数のテスト100点だったのに、なんであなたは80点なの。授業中,
話を聞いてるの?」などもあります。
他の子と比べることで、自分ができていないと思い込んでしまい、結果的に自信がなくなり、承認欲求も満たされなくなります。
否定や比較が起こる原因

親が子供のことを想って色々と助言をしてあげることは良いことです。しかし、自分の想いや考えにそぐわない時に否定や比較が起こってしまいます。
「何でこれがわからないの?」「恥ずかしいから、そんなことしないで。」など、言ったことがある人も多いと思います。
これらの言葉を言っている時の自分を思い出してみてください。どこかイライラしていると思いませんか。
自分に余裕がない時に、子供が自分の意にそぐわない言動をしたら言ってしまいます。
子供は色々とチャレンジして失敗もするし、わからないこともあるから、優しく教えてあげよう。と常に思っておくことが大切です。
余裕をもって子供と接するようにしましょう。
対処法は、言葉を置き換える
余裕をもって子供と接していても、癖になっている否定や比較は簡単に抜けてくれません。
しかし、子供にとって良くないことなので、なおしていきましょう。
子供に一言伝える前に、自分が言われたらどんな気分になるのか考えるだけでも、十分に成果が得られます。
具体的に言葉の置き換えを紹介します。
「なんで触ったの。汚いわよ。」→「道に落ちている物は汚い物が多いから、素手では触らないようにしようね」これだけです。
伝えたいことは、「落ちている物を触らない」なので、これだけで、子供に伝わります。
鉄棒の前回りもみていきます。「そうなの。それより逆上がりはできたの?」→「前回りができたのね。練習頑張ってたからね。前回りができたから、次は逆上がりにもチャレンジしてみたら?」
これで子供の成果も認めることができ、さらに、次のチャレンジのきっかけも作ることができています。
まとめ
大人も子供も否定されたり、比較されたりすると良い気分はしません。小さい頃から否定され続けて育っていくと、色々なことに挑戦できなくなったり、自己肯定感を失ったりするので、良くありません。
子供が素直に健康に育っていけるように、否定や比較は避けるように、言葉を置き換えていきましょう。